Monday, January 21, 2008

ダイブ 

子供の頃 私はよく転ぶ子で、
ちょっと走る度に「転ぶわよ!」「気をつけなさいよ!」という声が飛んできたものだった。

でも大人になると、人は誰でも転ばなくなるのだろうと思っていた。
特に根拠はない。

でもそんな甘い考えを覆すことになった。
今日、見事にすっ転んだ。

スリッパを脱ごうとした瞬間に、左足のズボンの裾に右足がひっかかった。
一瞬中に浮いて、床に叩きつけられた。
鈍い、大きな音がした。

ひざをすりむいて、今は少し腫れて赤くなっている。

あまりに「転ぶ」という行為そのものだったので、
面白いと思うと同時に感動した。
こんなにもはっきり転ぶことが、この歳になってもあるんだなぁ、と。

ところで、転ぶってすっごく痛いよね。
なんだこの頭悪そうな発言。と思うだろうけど、本当に痛いよ。
試してみるといいよ。その痛みを思い出せない人は。

高校時代、雨の日にタイル張りのようになった地面を歩いていて、
ついうっかりスキップしてしまったときのことを思い出した。
あるでしょ、雨が降るとやたら滑る駅の出口とか、そんな感じの場所。
そういえばあのときもかなりアクロバティックに転んで、
ひざを痛めてしばらくつらかったな。
目撃者がいなかったことが救いだった。
自分ひとりでだいぶ笑った。
今でも思い出すと笑ってしまうので困る。
バスとかエレベーターの中にいるときに限って蘇ってくるからイジワルだ。


大人になっても転ぶ人は転ぶのか。
よくわかった。気をつけよう。

しっかし見事な地球へのダイブだった。

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